v10.0
- ID:
- 48977
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1204
- 見出し:
- 県産ヒノキでモデル棟 構造用単板積層材の2×4
- 新聞・サイト名:
- 静岡新聞
- 元URL:
- http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20101205000000000016.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 県内産ヒノキ材による構造用単板積層材(LVL)を使ったツー・バイ・フォー(2×4)工法の木造住宅モデル棟が富士市内の住宅団地に完成しこのほど、オープン式典が開かれた。使用材は合板を含めてオール県内産。木材の地産地消や有効活用を図るとともに、需要の安定化で県内林業の振興も狙う
。
モデル棟は2階建て、収納ルームを含めた延べ施工面積200平方メートル。構造材に使用するLVLなどが見えるように壁紙は貼らない。大成住宅(静岡市葵区、中村成男社長)が施工した。
使われた木材は富士森林組合(富士宮市)などから搬出。木材専門商社のエス・エルワールド(静岡市清水区、杉山陽一社長)を通じて宮城県の加工業者に運ばれ、LVLに加工された。県と静岡市の支援で、関係事業者が連携して県内産ヒノキ材のLVL開発に取り組み、2×4工法使用に必要なJAS規格も取得したという。式典あいさつで大成住宅の中村社長は「LVLは寸法精度があり、強度もある。2×4住宅の性能を向上させた」と述べて需要拡大を期待した。富士森林組合の古川日出男常務理事も「林業生産性が向上しても木材需要が安定しないと成り立たない。この地産地消の流れを発展させてほし
い」と述べた。
..