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- ID:
- 48692
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1116
- 見出し:
- 「翁杉」の幹そのままに/倒木後を観察へ
- 新聞・サイト名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001011150003
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 屋久島で9月に折れて倒れた推定樹齢2千年の「翁(おきな)杉」について、林野庁屋久島森林管理署は15日、倒れた幹を自然のまま放置し、自然環境教育の場にすると発表した。
高さ23・7メートル、幹回り12・6メートル。縄文杉に向かう標高1千メートル付近の登山道沿いにあり、縄文杉に次ぐ幹回りを誇っていた。幹内部の9割が腐食して空洞化し、自らの重さに耐えきれなくなったと推測されるという。
森林管理署は有識者を交えた会議で対応を協議。翁杉が登山者の安全を見守るとする山岳信仰の観点などから、腐朽した幹を運び出さずに現地に残すことにした。登山者向けの解説看板を近くに設置し、倒木後の森の再生過程を数十年かけてモニタリングするという。
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