v10.0
- ID:
- 45768
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0422
- 見出し:
- 県出資法人ランク最低多額の債務超過と借入金
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100421-OYT8T01122.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
県は21日、県が出資する33法人の財務状況など経営状態をA~Dの4段階にランク付けた評価結果を発表した。最低の「D」(抜本的な見直しの検討が必要)評価は3年連続で土地開発公社、住宅供給公社、林業公社の3公社だった。
県企画課によると2008年度決算の債務超過は、土地開発公社は約73億300万円、住宅供給公社は43億6400万円、林業公社は約2億600万円で、借入金も土地開発公社は約108億9000万円、住宅供給公社は約125億400万円、林業公社は約224億2400万円と莫大(ばくだい)だ。
評価では、土地開発公社については未分譲の工業団地(計約7万8000平方メートル、評価額約18億6200万円)の早期売却や業務のあり方自体の検討の必要性を指摘。住宅供給公社にも44億近い債務超過を挙げ、売れ残っている分譲資産の早期処分が課題としている。
木材価格の低迷などで事業終了時の55年度には200億円超の債務超過が予想される林業公社には、「業務規模の縮小、改革を確実に実施するべき」とした。
経営評価は県出資法人の経営健全化と透明性を図るため、06年度決算分から決算規模が1000万円を超える法人を対象に外部有識者も加わって毎年実施。評価では「A」(おおむね良好)は19法人、「B」(改善の余地ある)は8法人、「C」(至急改善を要する)は2法人。Cには農業振興公社、郡内地
域地場産業振興センターが該当した。環境整備事業団は事業収入がないためランク付けしなかった。
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