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- ID:
- 46004
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0516
- 見出し:
- 伝統の「町切水車」始動 唐津
- 新聞・サイト名:
- 西日本新聞
- 元URL:
- http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/172050
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 唐津市相知町の町切地区で江戸期から受け継がれている「町切水車」が16日、地元住民によって設置された。今年は保存会と唐津工業高校が共同で復元した水車1基が新たに取り付けられ、計4基の木製水車が勢いよく水田に水をくみ上げた。
同地区では、江戸時代から水車を動力に農業用水をくみ上げていたが、一時は老朽化で2基にまで減少。1998年から地元の保存会が4基を復元し、水をくみ上げる木製水車が田植えシーズンの風物詩となっている。
だが、水車のうち1基の傷みが激しくなり、同会と唐津工高が半年かけて再び復元した。
直径3・5メートル、重さ約150キロの木製水車が音を立てて動き始めると、集まった地区住民など約150人から大歓声が上がった。復元作業に取り組んだ同高の卒業生宮副祐太さん(18)は「幼いころから親しんできた水車なので動いてホッとした。後輩や地元の子どもたちが引き継いでほしい」と感無量
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