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- ID:
- 47236
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0813
- 見出し:
- イオン、国内最大規模の排出権購入 レジ袋売上金4千万円で
- 新聞・サイト名:
- SankeiBiz
- 元URL:
- http://www.sankeibiz.jp/business/news/100812/bsd1008121627009-n1.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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イオンは12日、レジ袋の売上金の一部で、約1万5千トンの二酸化炭素(CO2)国内排出権を購入したと発表した。CO2排出権取引の一種である国内クレジット制度を活用し、4日に購入した。同社によると、同制度での一企業の購入規模としては国内最大という。
国内クレジット制度は、CO2排出枠を国内の中小企業や農業にも適用した仕組み。イオンは07年1月から、京都市内の店舗を皮切りにレジ袋の無料配布を中止し、現在はジャスコやサティなど全国739店で、レジ袋の希望者に1枚5円で販売している。
今回の購入費用は、09年度のレジ袋の販売枚数約4千4百万枚の収益金約1億2千万円のうち、4千万円弱を充てた。全国の温泉施設や老人ホームなどのボイラーで、従来の重油や灯油ではなく国産の間伐材を加工した木くずを燃料にした施設を対象にした。
同社はこれまで、レジ袋の収益金は、全国の店舗近隣の環境団体や海外のCO2削減事業に充当してきたが、今後は国内排出権に対象を絞る方針だ。
12日に都内で会見したグループ環境・社会貢献部の泊健守部長は「CO2削減の必要性をより身近に感じられるよう、国内の削減事業を積極的に支援していきたい」と語った。
同社は08年3月、12年度のCO2総排出量を06年度比マイナス185万トンにすると発表し、昨年度までにマイナス103万トンを達成している。
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