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- ID:
- 47210
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0812
- 見出し:
- 木曽ヒノキ継承のためササ除去を提言 中部森林管理局
- 新聞・サイト名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20100811/CK2010081102000171.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 中部森林管理局は、天然の木曽ヒノキ林を次世代に継承するため、稚樹の育成を阻害しているササを枯らせる計画を盛り込んだ有識者らによる提言をまとめた。10日、上松町の木曽森林管理署で自治体関係者や住民向けに内容を説明した。
提言では、(1)天然ヒノキ林の樹齢が200年を超え、高齢化が進んでいる(2)林内の地面にササが生い茂り、稚樹の成長が阻害され、次の世代が育っていない-などと指摘。同森林管理局は、2012年度から向こう5カ年の「地域管理経営計画」に提言内容を盛り込み、実施したい考え。
一方、説明会には作家のC・Wニコルさんらでつくる「日本の天然林を救う全国連絡会議」の関係者も出席。代表の河野昭一京大名誉教授は質疑で「ササだけを悪者にする必要はない」と主張。取材に「除草剤の散布は不要で、人の手を加えず自然に任せるべきだ」と述べた。
有識者は大学教授ら6人で、2008年3月に発足。討議を重ねてきた。
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