v10.0
- ID:
- 47188
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0811
- 見出し:
- ロシア火災 モスクワ担当者解任 首相は空から消火
- 新聞・サイト名:
- VOR
- 元URL:
- http://japanese.ruvr.ru/2010/08/10/15273486.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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ロシア欧州部で続いている大規模な森林火災で、スクルィンニク農業相は10日、同省管轄・連邦森林局のゴルデイチェンコ・モスクワ担当局長を解任した。同省報道官が発表した。 非常事態省の発表によると、9日から10日にかけての一昼夜で火災の面積はほぼ変わらず。557箇所・17万4000ヘクタ
ールで火の手が上がっている。ヤロスラヴリなど一部地域の状況改善を伝える一方、リャザン、ニジェゴロドとならびモスクワ州は依然厳しいとしている。
解任劇はメドヴェージェフ大統領の発言を受けてのもの。大統領は前日に首都南方のマリエル共和国を訪れたなかで、名を伏せつつ同氏が火災発生後も休暇から戻らなかったことを明らかにし、「残念なことに無秩序状態だ。本人にとっては普通なのだろう。戻らないなら、戻れないようにしておくべき。カナリア
諸島で休んでいるといい」と事実上クビを宣告していた。
一方、モスクワ市内を覆うスモッグの原因となっている泥炭層の火災について、ルシコフ市長はこの日、02年の前回泥炭火災を受けて作られた対策案が一部で実行されていないとして、行政府高官を非難した。ただ、そのルシコフ氏も週末に休暇を切り上げて職務復帰したばかり。ラジオ・モスクワのこだまは「
もっと早く戻るべきだった」との大統領府当局者の発言を報じた。
市長が「時宜を得て戻ってきた」と語るプーチン首相は同日、火災の被害が深刻なリャザン州を訪問し、消火機の副操縦士として水の補給と消火を行い、取り組みをアピールした。ただ、市が準備基金から被災地域のインフラ復興に10~15億ルーブル(30億~45億円)の支援を出すことを明らかにしてい
る。
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