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木造建築のネツト記事
ID :  4076
公開日 :  2007年  6月13日
タイトル
[昭和初期の洋風建築、市民の家として保存活用へ/藤沢
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新聞名
神奈川新聞
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元URL.
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiijun0706311/
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元urltop:
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写真:
 
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昭和初期の洋風建築「旧後藤医院」(藤沢市鵠沼橘一丁目)が地域のコミュニティーセンター「市民の家」として保存、活用されることになった。戦前の鵠沼の面影を残す「重要な景観上の資源」として市民二団 体が市に要望していた。開会中の市議会六月定例会で、修復費や貸借料など約二千八百五十八万円の補正予算案を審査、可決されれば来年二月にオープンする  要望団体の一つ「鵠沼の緑と景観を守る会」(北村裕彦代表)の調査によると、旧後藤医院は一九三三(昭和八)年に完成、木造平屋一六八・八平方メートル。出窓状の上下窓、入り母屋造りの銅板瓦ぶきなど和洋が破た んなく併存する。内部は中廊下を挟んで六部屋が整然と配置され、戦前の医院や学校の建築思想をよく残しているという。設計者は不詳  医師の後藤秀兵氏(一八八八~一九七一年)が戦後しばらくまで開業し、その後一部を和室にして住居として使用。死後は群馬県の親族が別荘として使っていたが昨春、建物を残すことを条件に売却の意向が示された ため、とりあえず市が賃借することにした  建物は床が高く、木の換気口が多く設置されているなど環境工学的にも優れているといい、保存状態は良好。一部雨漏りがあり、市が屋根の銅板瓦ふき替えや水回り修復などを行う。貸借料は月約七万二千円となる  市民の家は十三地区にある市民センター・公民館より身近に利用できる施設として三十五小学校区ごとに計四十カ所あるが、鵠沼小学校区だけはなかった  市は「所有者、市民団体、地域にそれぞれ思いがあり、三者がうまく合致した」と説明。また、所有者から建物内の古いピアノ二台を有効に使ってほしいとの申し出があり、使用の可能性について検討している。