ID :
353
公開日 :
2006年
2月22日
タイトル
[自宅で木のおもちゃを作る稲童丸さん
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006022200123&genre=K1&area=S10
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元urltop:
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写真:
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元小学校長の稲童丸英昭さん(71)=大津市比叡平2丁目=が木造家屋の廃材でおもちゃを作り、同市内や京都市内の幼稚園、保育園に無料で貸し出している。木工教室の指導にも力を入れており、「ものを
大事にする気持ちを育て、子どもたちの芸術性を伸ばす手伝いができれば」と話している。
おもちゃ作りは、2004年に大津市内で開かれた「木のおもちゃ展」を見たのがきっかけだった。京都市の金閣小の校長を務めるなど、教育現場に40年携わったことから「教育の分野で社会に恩返しをしよう」と考え、
建築現場の廃材を使って、組み立て式の犬や車のおもちゃを見よう見まねで作り始めた。
稲童丸さんは「思う存分遊び、壊れたら自分たちで考えて直してほしい」と思い、完成したおもちゃ約100個をセットにして、大津市の比叡平幼稚園や京都市中京区の中京もえぎ幼稚園などに順番に貸し出している。ま
た、同区の「こどもみらい館」などで木工教室の講師を務め、謝礼をチベットで学校建設に取り組む団体に寄付している。
手作りの木のおもちゃの種類は50五十を超えたといい、稲童丸さんは「一つ一つ表情が違う木の魅力を子どもたちに味わってほしい。希望があればおもちゃを貸すし、木工教室も開きたい」と張り切っている。++/div+
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