ID :
3808
公開日 :
2007年
5月16日
タイトル
[日南市に「飫肥杉課」設置 若手職員が結集 需要増、地域活性化目指す
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070516/20070516_002.shtml
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元urltop:
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写真:
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飫肥杉の産地として知られる日南市は、飫肥杉の需要拡大と地域活性化を進めるため、庁内の関係各課職員を集めた「飫肥杉を核としたまちづくり推進プロジェクトチーム」(通称「飫肥杉課」)を設置した
「飫肥杉課外授業」などを開き、地域資源の利用促進を目指す
「飫肥杉課」は庁内の商工観光、農林水産、生涯学習、学校教育、協働推進、建設の計6課から30‐40代の若手職員9人が結集し、4月18日に発足。設置期間は当面2年間。2006年12月に東京で飫肥杉展を開催し、
飫肥杉への関心が高かったことなどから「飫肥杉の需要開拓へ庁内横断で取り組もう」と立ち上げた
それぞれの専門分野を生かし、飫肥杉使用住宅の建設促進や産地材認証、堀川運河周辺の整備関連イベントでの飫肥杉PR、小学校の総合的な学習の時間での「飫肥杉課外授業」などを各課が連携で取り組む。庁内
では職員の名札や決裁箱など身近な備品に飫肥杉を使用することなどを検討している
同市によると、飫肥杉は、安価な外材の影響で05年ごろまで市場単価が年々約1000‐2000円程度下がり続けていたが、昨年ごろから単価が回復し「好転の兆しが見える」(市農林水産課)という。東国原英夫知事も「
木の文化を大切にしたい」と飫肥杉など県産材の普及へ意欲を見せており、事務局も「追い風になる」と意気込んでいる
担当リーダーの商工観光課長補佐の前田芳成さん(49)は「飫肥杉は400年以上の歴史がある地域資源。普及と保存へ職員が結束して取り組んでいきたい」と話している。