ID :
3574
公開日 :
2007年
4月19日
タイトル
[静岡県、県産材販売拡大へ製販一貫体制を構築
.
新聞名
日本経済新聞
.
元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070418c3b1804218.html
.
元urltop:
.
写真:
.
静岡県は県産木材の販売拡大に向け、素材生産から加工流通まで製販一貫体制を築く。民間主導で大規模な加工施設を建設する計画で、5月中に官民で研究会を発足する。投資は民間企業が担うが、県は静
岡県森林組合連合会(県森連、静岡市)とともに原木の供給体制をつくる。大手住宅メーカーなどへ販路を開拓、4年後には県産材の生産量を3割以上増やす。
県はこのほど「しずおか木材流通マスタープラン」を作った。生産から販売まで関連する企業が情報を共有し、効率的な生産体制にするサプライチェーン・マネジメント(SCM)を作る。2010年度には県産材の生産量
を42万立方メートルと、05年度比35%増を目標にする。
大きな柱として、民間主導で年間5万立方メートル規模の処理能力を持つ県内最大級の加工施設を富士山周辺に建設する。乾燥から製材加工まで効率的に一貫生産する。5月中に県や企業、県森連など約20社・団体が
研究会を発足。県はアドバイザーを派遣するなどして08年中の着工を目指す。