ID :
3317
公開日 :
2007年
3月30日
タイトル
[日高川町玄子にログハウス完成
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新聞名
紀州新聞
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元URL.
http://www1.ocn.ne.jp/~ks-press/070330.html
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写真:
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日高川町の手作りログハウスクラブと同町内3森林組合でつくる日高川町ログハウス委員会(玉置俊久委員長)が、玄子地内に紀州材を使用して建設していた手作りログハウスが完成した。ログハウスを
地域の基幹産業に育てようとログハウスやチェーンソーアートの講習会を開くほか、農林業体験情報や田舎暮らしを案内する発信基地などとして活用する。 平成18年度緑の山村地域力再生事業で、玄子地内の県道
御坊美山線沿い中津川口バス停前に建築。町内の森林組合から調達した長さ6メートルの杉の丸太60本を使い、日高町のログハウスビルダー、山田佳孝さんが中心となってチェーンソーだけで15畳の家を完成させた
。 今後は手作りログハウスクラブが委託を受けて運営する。同クラブが駐車場や作業場なども整備し、ログハウスやチェーンソーアートの講習会を開いてログハウスの良さをPR。建設希望者にアドバイスや業者紹介
を行い、団塊の世代を中心に「ログハウスの町日高川町」を売り出し、紀州材の需要拡大をはかる。 ログハウス以外でもギャラリーなどとして開放するほか、農業体験や田舎暮らしの情報を提供し、地域の農林業の発
展に役立てることをめざして利用規程を作成している。 建築費用は約480万円。県と町の補助を受け、森林組合とログハウスクラブが出資した。 日高川町ログハウス委員会は、ログハウスの普及を通じて紀州材の
需要拡大をめざそうと設立。地元林業家と協力し、紀州材の新しい需要開拓やPR活動を行い、建築に必要な技術の向上や建築希望者にアドバイスなどを行っている。 玉置委員長は「多くの人に気軽に立ち寄ってもらえ
る場所にしたい。ログハウスを地域の産業に育てるとともに、農林業の振興に役立てたい」と話している。