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木造建築のネツト記事
ID :  2800
公開日 :  2007年  2月19日
タイトル
[桜並木 民家側植え直し
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新聞名
日刊県民福井
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元URL.
http://www.kenmin-fukui.co.jp/00/fki/20070219/lcl_____fki_____010.shtml
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写真:
 
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 「桜の名所百選」にも選ばれている福井市の足羽川左岸堤防で、市民の憩いの場となっている桜並木を保存しながら堤防の強化を図る事業が今秋にもスタートする見通しとなった。県は、堤防に植えられて いる桜のうち川側の桜の木を残し、民家側は盛り土で堤防を補強して桜を植え直す案を練っており、今後は協議会などを通して地元住民から了解を取り付けたい、としている。 (畑結樹) 協議会で地元了解獲得へ  堤防の強化は、二〇〇四年七月の福井豪雨に伴う「河川激甚災害対策特別緊急事業」の一環。桜並木がある堤防では木田橋-桜橋間で工事が必要となり、並木の保全などに向けた検討作業や地元への説明などが進 められてきた  県は昨年十二月から、工事の“先行事例”として木田橋-JR鉄橋間の約七十メートルで「試験施工」に着手。堤防ののり面のうち川側は現状のままにするが、外側は盛り土によって補強する。その後、既存の桜の木二本 を移植し、新しい桜の木六本を植えることにしている  残りのJR鉄橋から下流の約九百メートルの区間について県足羽川激特対策工事事務所は、同じように堤防を強化した後、樹齢十年程度の新しい木を植える工法を採用したい、としている。この場合、同区間で百五十 四本ある桜のうち、現状のまま残るのは川側の七十七本となり、住宅などがある外側には新たな桜を植えることになる  十五日に開かれた県議会の代表質問で、児玉忠土木部長は「今後さらに協議会やフォーラムなどにより県民理解を深め、激特事業で取り組めるところについては、秋から整備に取りかかりたい」と答弁し、出水期明けに も本格的に工事に取りかかりたい、との考えを示した  県は年度内にも、地元住民や観光関係者、学識経験者などを交えた協議会を開催し、地元の合意を得て工事の方向性を決める方針。フォーラムを通じて、県民の理解も得ていきたい考えだ。