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ID :  3477
公開日 :  2007年  4月11日
タイトル
[積水ハ VS 大和ハ 性能保証と資材費高騰への対策効果
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新聞名
データ・マックス
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元URL.
http://www.data-max.co.jp/2007/04/_15_3.html
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元urltop:
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写真:
 
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両社共に数年前から大引や根太を木材から鉄大引、鉄根太へ切り替えてきた  積水ハウスの木造住宅『シャーウッド』は間柱まで軽鉄スタッドを採用するほどであるから、構造材だけが木材仕様の木造住宅(?)ということになる。 これは、住宅性能保証制度がスタートするに当たり、乾燥度合いで生じる木材のくせり、歪みという欠点を補うことから軽鉄部材へ切り替えたのだが、もう一つの効果としては海外市況や自然災害の影響で木材価格の乱高 下の幅が大きいことへの対応も兼ねている  ここ数年は中国等の新興国の工業化や経済成長により鉄鋼の需要が伸びて、市況が安定していた鉄鋼も相場が上昇しているが木材市況の高騰や自然保護規制の高まりの影響に比べると微々たる物だ  このように、コストダウンと品質性能確保の両面から常に代替品の選別・採用を図っている点は同業他社も大いに参考にする必要があろう    福岡地区においての今後の両社は、積水ハウスが、ここ数年非常に積極的に土地の購入に走っている。今期からの『サスティナブルな街づくり』に対応するための戦略なのであろうが、大和ハウス工業の土地政策に比 べると敢えて資金負担が重くなっても、今後の土地価格の回復を見込んでの長期的視野に立った積極購入と思われる  ただし、中には不動産屋の情報を鵜呑みにして高買いした土地もあるようで、今後の開発物件については開発事業担当の吉満専務がプロジェクトの詳細をチェックした上での購入決済を下すということのようだ  しかし、福岡の戸建団地を含めた積極的な購入は報告したとおりで、今後もこの姿勢は続くと見られ、この両社の動向が福岡の住宅事情を左右するといっても過言ではない。