.
.
.
.
樹齢100年という徳島スギの大径木を屋根の構造材に使って改修した「阿波十郎兵衛屋敷」が3月、徳島市でお目見えする。使用する大径木は直径70センチあり、これだけの国産材を使う建物は、最近では珍
しく、施設が徳島スギのPRにもつながればと、期待が高まっている。
構造材は大径木の中心の赤い色をした部分を縦45センチ、横30センチ、長さ10メートルの角材に削って使う。赤心材は耐久性が強く、防虫効果もある。現在の倍に広げる人形浄瑠璃芝居の舞台と客席の天井を支える
梁(はり)として使う。
徳島スギの高級材を育て住宅建築まで手がけるTSウッドハウス協同組合(三枝直芳理事長)が大径木を供給。同組合は樹木を切り倒した後、葉を付けたまましばらく放置する徳島独自の天然乾燥法で知られている。++
/div++