ID :
2434
公開日 :
2007年
1月10日
タイトル
[2007年に考えるエコライフ計画とは?国土交通省が企図する長寿命住宅
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新聞名
http://www.news2u.net/NRR200615097.html
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元urltop:
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写真:
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国土交通省は、30年前後といわれる日本の住宅寿命を、10年後に40年、50年後には200年に引き延ばす長寿命住宅を企図している。自民党の住宅土地調査会では、長寿命住宅にかかる消費税、固定資産
税や購入者の所得税の軽減、住宅ローン金利の優遇なども盛り込んだビジョンを発表している。住宅の長寿化が進むことで、地域における長期的なまちづくりを促す効果も期待できる
今後の長寿住宅は、構造自体の耐久性だけではなく、デザイン性も意識していかなければならない。耐久性の面において住宅寿命は延び続けているが、親から子供へと世代交代の際に「センスが違う」「使いにくい」など
の理由で、まだ使えるにもかかわらず建て替えられるケースが多いという。長寿命住宅は、柱や基礎などの構造を丈夫にするだけでは十分ではない。家族構成や年齢などに応じて、間取りやデザインを改装しやすいこ
とも必要と考えられている
(財)ベターリビングでは、建設省(現国土交通省)の「住機能高度化推進プロジェクト」の一貫としてCHS(センチュリーハウジングシステム)を推進している。CHSは、長期間にわたって快適に住み続けられる住宅を提供
するための設計・生産・維持管理にわたるトータルシステムの考え方だ。具体的な技術として、居住者のニーズに応じて間仕切りの改変が可能なスケルトンインフィル住宅などの技術開発があげられている。同計画は、
住宅の平均耐用年数を2015年度においてアメリカ並の40年とすることを目標としている
ログハウスメーカーのアルファフォア(http://www.loghouse-
e.com/)は、耐久性に優れた天然素材の木造住宅、ポスト&ビームのログハウスを提供している。「木は生き物。雨が多く湿度が高い風土に長年耐える家をつくるには、気候風土に合った生産地の森林を活かすことが何
より」と語る代表の森田氏は、国産丸太を加工したログハウスづくりを2000年に開始した。ログハウスは、丁寧にメンテナンスをすれば、100年はもつという。ポスト&ビームの場合、増改築やリフォームも、在来工法同
様に行える。アルファフォアでは、施工主の様々なリクエストに応えるため、1棟1棟、完全自由設計で応じている。柱の配置次第であらゆるデザインの家を建てることができるため、個性ある住宅として注目されている
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