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木造建築のネツト記事
ID :  2285
公開日 :  2006年  12月14日
タイトル
[九州林産、高級木造住宅を本格展開―九電社有林の木材活用
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新聞名
日経ネット九州版
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/kyushu/news/arc2059.html
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元urltop:
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写真:
 
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九州電力子会社の九州林産(福岡市、松井茂社長)は高級木造住宅の販売に本格的に乗り出す。同社は九電が水力発電所の水源確保のため大分県などに保有する広大な社有林の管理を担当しており、この豊富な木材 資源を活用する。輸入材や合板を使わずに九州産のスギ、ヒノキの無垢(むく)材だけでつくる“地産地消”の家として富裕層の需要を取り込む  九州林産は2005年4月から九電グループ関係者を中心に福岡市で試験的に住宅販売を始め、これまでに八棟を受注。事業化のめどが立ったことから一般販売に切り替える  同社が販売する住宅は一般の木造住宅に比べ1.5―2倍の木材を使って強度と重厚感を高めるほか、その他の建材も瓦やしっくい、和紙など自然素材を使用し、室内の温度・湿度を快適に保つようにした  水回りはオール電化が標準。顧客の希望に沿って設計する自由設計が基本で、和風・洋風のいずれにも対応する。一坪(3.3平方メートル)あたりの単価は60万円前後になるという  同じ九電グループで土地の仲介などを手掛ける森林都市(福岡市)や、住宅性能評価を手掛ける九州住宅保証(同)とも連携する。当初は北部九州で営業展開し、07年度に十数棟の受注を目指す  九電の社有林は大分県九重町・由布市一帯を中心に、ヤフードーム約630個分にあたる4400ヘクタールに及ぶ。大正時代に九電の前身の九州水力電気が水源確保のため山林育成に乗り出したのが由来。昨年3月には森林 管理が適切に行われているかを認証する国際機関のFSC(森林管理協議会)から「森林管理認証」を日本の電力会社として初めて取得した。