ID :
2223
公開日 :
2006年
12月 5日
タイトル
[台風倒木で遊歩道ベンチを設置 佐賀工
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新聞名
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=275219&newsMode=article
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元urltop:
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写真:
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倒木を再利用し憩いの場に―。佐賀工業高校(納富義則校長)建築デザイン部の部員9人が台風13号で倒れた桜の木などでベンチと巣箱を製作し、多布施川沿いの遊歩道に設置した。遊歩で利用する近所
の人たちは「新たな名物ができた」と喜んでおり、同校と地元住民の交流に一役買っている
桜並木は同校校舎のそばにあり、シンボル的存在。9月の台風13号で木々が倒壊し無残な姿になっていた。「痛々しい姿となった木を自分たちで加工して、元の場所に返そう」と、生徒たちがベンチ製作を発案した
生徒たちは、折れてしまった桜やセンダンの木を1日かけてリヤカーに載せて回収。初めて使うチェーンソーや電動かんななどに苦戦しながら、ベンチと巣箱を各四個ずつ製作した。くぎを使わず、加工は最小限に抑
え木のぬくもりが感じられるよう仕上げた
ベンチが設置された緑小路自治会長の黒田利人さん(57)は「若い世代が地元の名所を復興してくれるとはありがたい」と感謝。プロジェクトリーダーの建築科3年、上妻隆寛さんは「散歩の途中に一息つく場として気軽
に利用してほしい。ベンチに腰掛けて見ると、ひと味違う景色が見られるのでは」と話している。