ID　：　 2200

公開日　：　 2006年 　12月　2日

タイトル

［“環境に優しい家で賞”／木材ふんだん 沖縄らしさ東京に

新聞名

沖縄タイムス 元URL.

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200612021700_03.html

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写真:

　

東京都豊島区で建築家として活躍する伊礼智さん（４６）＝嘉手納町出身＝が、沖縄の伝統的な建築精神を生かして手掛けた一般住宅がこのほど、環境に負荷を与えず、長持ちする建築物を顕彰するエコビ ルド賞を受賞した。同実行委員会の主催。過去、糸満市庁舎が受賞しているが、設計は大手本土事務所で、県出身の個人事務所が対象になったのは珍しいという 　受賞した住宅は練馬区の「東京町家・９坪の家」。ヒンプンに代表される沖縄の代表的な「公と私」を緩やかにつなぐ精神を生かし、塀や壁を設けず、植栽を用いた。建物も環境にやさしい木材や資材をふんだんに使い 、太陽熱を利用した温風・涼風装置も施されている 　十年前に独立した伊礼さんは、住宅と町とのつながりを意識した作品百件以上を設計。新しい資材の開発にも取り組み、専門誌でも多数取り上げられている。「今、住宅は安全を理由に外部から閉ざされている。隔てる のではなく、つなぐことで周囲からも愛される家になる」と話している 　今後は集合住宅の設計も手掛け、自身が目指す住宅の在り方を広げていく考えという 　沖縄の住宅についても「東京と変わらない家ではなく、木材をうまく使った沖縄らしい家を造ってほしい」と話した。

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