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木造建築のネツト記事
ID :  2107
公開日 :  2006年  11月17日
タイトル
[現代の名工に鳥取県から中川さん 建築大工
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新聞名
日本海新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/news/061118/20061118004.html
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元urltop:
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写真:
 
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厚生労働大臣が表彰する本年度の「卓越した技能者(現代の名工)」に、鳥取県から建築大工の中川冨久治さん(84)=鳥取市倭文、大和建工社長=が選ばれた。木造在来軸組み工法に習熟し、長年培った卓 越した技術を後進にも伝えている  「身に余る光栄で、大変驚いている」と話す中川さん。大工だった父の勧めでこの世界に入って六十六年、建築大工一筋に歩んできた  日本の気候、風土に合う伝統工法の木造在来軸組み工法に習熟。社寺の床下の柱の連結部分に段差を付け、さらに外部から見えない部分の支えを追加することで耐震性を強化する工法など、長年の経験に基づく卓越 した技を生み出してきた  後進の育成にも力を注ぐ。現在まで約四十年間、鳥取建築高等職業訓練校で指導。「最近は熱心に取り組む若者が多い。一人前に仕事ができるようになることが何よりうれしい」と笑みを浮かべる。「若い人がどんどん 技術を習得し、古来から培われてきた本物の技術を伝えていってほしい」と願う  二〇〇三年からは国交省が進める「木造建築伝統技能研修」制度の講師も務め、伝統技術の継承にも力を尽くしている  「大工の誇りは、自らの経験と伝統工法によって建築すること。自分が作ったものが何十年も残るという特典がある」と建築大工としての喜びを語った。