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ID :  1826
公開日 :  2006年  10月12日
タイトル
[戦前の木造住宅を模型で紹介 京の協同組合 来夏販売へ
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006101200047&genre=B1&area=K10
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元urltop:
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写真:
 
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 京都建築士事務所協同組合「ちえのわ京都・Com」(京都市中京区)が、京町家などと同じ戦前の建築工法を活用した木造住宅を販売する計画に乗り出した。耐久性に優れ、木材のリサイクルも可能な昔な がらの住宅を現代に復活させる狙いで、実際の工法を模型で忠実に再現した=写真=。建築基準法に基づく認定手続きなどを経て、来夏からの販売を目指す。  戦前の建築工法の利点を現代の住宅に活用するため、城や寺の修復などを手がける建築士たち4人が協力した。  「ちえのわ京都100年超住宅」と名付け、技術や構造を分かりやすく紹介するために模型を作った。模型は木造2階建て延べ約130平方メートルの10分の1の大きさで、幅95センチ、奥行き70センチ、高さ80センチ 。くぎなどの金物を使わず、木材に凹凸を作って組み合わせ、「通し貫」と呼ばれる木材で固定するなど伝統工法を再現した。  組み立て式のため分解して移築することもできる。実際の住宅の価格は瓦ぶきや土壁を含めて1800万円程度の見通し。中国で加工した国産材を、工務店などに委託して組み立てる仕組み。  同組合の八木清勝副理事長は「この住宅なら100年は持つため、経済的で安全性も高い。伝統の工法で豊かな住環境を取り戻してほしい」と話している。