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ID :  15765
公開日 :  2010年  4月15日
タイトル
[レーモンドホールを公開 国登録文化財、20年ぶり
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20100408-OYT8T01349.htm
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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 国の登録有形文化財になっている、三重大内のレーモンドホールが8日、約20年ぶりに一般公開された。歴史的価値がある文化財を多くの人に知ってもらおうと、同大が同日の入学式に合わせて2日間限定 で企画した。
 同大によると、ホールはチェコ出身の建築家アントニン・レーモンド(1888~1976)が設計した。レーモンドは軽井沢聖パウロカトリック教会などを設計したほか、日本の建築家を育て、日本近代建築の父とも呼ばれ た。
 1951年に同大の前身で、津市大谷町にあった県立大学の図書館として建築された。木造平屋建て約230平方メートルで、柱やはりなどにヒノキの丸太を使い、開放的な設計が特徴だ。
 三重大は69年に解体し、南門近くの現在地に移して、食堂として使った。90年に食堂の営業が終わった後、研究や教育の資料倉庫として使っていたが、公開に向けて1月から資料を運び出していた。今後は、研究成 果の発表や資料展示などでの活用を検討しているという。
 8日には、入学式の式典を終えた内田淳正学長や市民らが訪れ、開放的な木造建築の柱などを興味深そうに見ていた。9日の公開時間は正午~午後2時。