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木造建築のネツト記事
ID :  15757
公開日 :  2010年  4月15日
タイトル
[築130年の古民家出現 住民交流のいこいの場に16日と17日、慈善イベント
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/165380
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元urltop:
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写真:
 
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小郡市の新興住宅地に、宮崎県諸塚村にあった築約130年の古民家が登場した。同市の親子が、古民家再生に注目する福岡市の建築家とともに、2006年から移築を進めてきた。16、17の両日には、手作 りの作品を展示即売するチャリティーイベントの会場として地域住民に初めて開放される。
 移築を進めてきたのは、小郡市美鈴の杜2丁目の吉松喜久子さん(74)と長女敏子さん。自宅を建て替える際に知人の建築家に古民家を薦められ、古い木の味わいに魅力を感じ、移築を決めた。
 古民家は1882(明治15)年ごろの建築で1階建て。梁(はり)には約600キロのマツが使われているという。真新しくモダンな住宅が立ち並ぶ新興住宅地の中で、異彩を放つ。親子は、「新しく移り住んできた住民が交 流し、憩える場にしたい」と、古民家を「吉松庵(きっしょうあん)」と名付け、カフェやギャラリーとして運営するという。
 16、17日は、手作り作品を展示即売するチャリティーイベント「物作り・人の和作り」が吉松庵で開かれる。物作りをする人たちに発表の場を提供し地域活性化につなげようと、福岡市の着物服デザイナーらを中心とす る実行委員会が主催。制作活動に励む人やグループ、同市の福祉作業所など計12組が、粘土や木工などの作品を出展する。
 その後も同様のイベントを定期的に開催する予定で、実行委は毎回、出展料の一部を西日本新聞民生事業団に寄付するという。出展者も募集中。
 吉松さん親子は「新しい土地で生まれ変わった古民家に、ぜひ足を運んで」と話している。吉松庵=0942(75)4529。