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ID :  15363
公開日 :  2010年 3月16日
タイトル
[【創る】 「木工製品」
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新聞名
十勝毎日新聞
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元URL.
http://www.tokachi.co.jp/feature/201003/20100315-0004694.php
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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木のぬくもり 次代に伝える  山林が74.2%を占める浦幌町。林業が盛んなこの町で、住民が直接手にとって親しめる製品を作っているのが道東ラーチ企業組合だ。
 「ラーチ」はカラマツのこと。町内の豊かなカラマツ材を生かそうと、1992年に設立された。高温除湿処理による製材・加工に高い技術を持ち、工場では澤口敏晴理事長(62)らが、大小さまざまの材を無駄にしない よう一つひとつ丁寧に削っていく。
 カラマツ、ストローブ、カツラ、ナラなどを使った家具、建具を製作。道内外のデパートやレストランに、いすやテーブル、ステージ台などを提供。学校体育館のフローリングも手掛け、角ログハウスやカヌー、自宅用 サウナ室なども受注する。
木材一つひとつを丁寧に削るスタッフ  近年は折りたたみいす、花台、ワインスタンド、碁盤や将棋盤なども製作し、浦幌町東山(国道38号沿い)の「ザ・ベジタブルショップ21」で販売している。あらゆるサイズの木材を有効活用、「やる“木”があれば何でも つくる」と澤口理事長。小物の製作は、利益こそ少ないが、林業を身近に感じてほしいという思いからだ。
 道十勝森づくりセンター(嶌田康之所長)などと協力し、各種イベントや学校に出向いての木工教室、マイはし作りの指導も。「子供たちが木に触れることを素直に喜び、取り組む自然な姿がうれしい」(澤口理事長)とい う。今後も木のぬくもりを次代に伝えていくつもりだ。(大笹健郎) <メモ>  浦幌町帯富69ノ7。電話015?576?3080。販売場所のザ・ベジタブルショップ21は町東山の国道38号パーキング横(春?秋営業)。家具・建具は相談を。