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ID :  129
公開日 :  2007年 1月29日
タイトル
[キャタピラー10 12月期4.3%増益、米住宅市場低迷が懸念材料
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djBKU8180.html
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元urltop:
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写真:
 
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ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)建設機械最大手の米キャタピラー(NYSE:CAT)が26日発表した10-12月期決算は、機械やエンジンの販売が好調だったことから4.3%の増益となった。ただ、 米国の住宅市場の低迷が北米での売り上げに響いた。
 純利益は過去最高の8億8200万ドル(前年同期は8億4600万ドル)、1株利益は1.32ドル(同1.20ドル)。
 売上高は14%増の110億ドル。機械は13%増、エンジンは17%増、金融商品は9%増と、3部門すべてで増加した。ただ、北米での機械の売上高は1%減となった。10-12月期の住宅着工件数が24%減少したことが、 住宅建設向け機械の売り上げの大幅減につながったとしている。
 鉱業、石油生産、非住宅建設・インフラ構築など、同社製の機械を利用するセクターはいずれも堅調に推移している。だが米住宅建設の伸び悩みが今年のある時点で商業用建設の分野に波及するのではないかと懸 念されている。
 キャタピラーのジム・オーエンズ最高経営責任者(CEO)は、「当社が予想している07年の好材料には、世界の鉱業や石油生産の分野で引き続き成長が期待できることや、大規模なインフラプロジェクトなどがある」と 語った。
 07年については、米国外での販売数量の増加などから売上高は増加すると予想しているものの、米住宅市場の低迷が続き北米での小型機械の売り上げに「大きな影響がある」との見方を示した。
 同社の通期業績予想は、従来見通しを維持し、売上高は415億-436億ドル、1株利益は5.20-5.70ドルを見込んでいる。また2008年以降は通期売上高が500億ドルを超えるとみており、05-10年の1株利益の伸び率 を年15-20%と予想している。
 キャタピラー株の26日終値は、前日比1.46ドル(2.45%)高の61.09ドル。