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ID :  15204
公開日 :  2010年 3月 4日
タイトル
[道産材でツーバイフォーのモデル住宅 道内7団体共同で帯広に建築
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/218618.html
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写真:
 
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道産材だけを用いた、ツーバイフォー(枠組み壁工法)によるモデル住宅が、帯広市内で建築されている。日本木材総合情報センター(東京)によると、国産材のみを使ったツーバイフォー建築は全国でも珍 しい。完成予定は4月で、一般に公開される。
 国産材の消費拡大を進める林野庁の補助を受けて、NPO法人「北海道住宅の会」(札幌)が中心となり、十勝管内の製材業者や建築業者、道立林産試験場(旭川)など道内7団体が共同で取り組んでいる。
 モデル住宅は帯広市西3南24の木造2階建て延べ床面積約130平方メートル。申請上は事務所兼倉庫となっているものの、展示用として活用する予定。
 建材は十勝産カラマツが中心で、オムニス林産協同組合(幕別)と関木材工業(新得)が製材として供給する。
 事業に携わる丸十木材(帯広)の中田隆之社長は輸入材より国産材の方が強度があるとし、「時間の経過とともにねじれや割れなど狂いが生じないことを実証し、実際に現場でチェックしてもらいたい」と狙いを語る。
 十勝ツーバイフォー協会(帯広)などによると、国内のツーバイフォー建築に用いられる建材は100%近くが北米などの輸入材で、部分的に国産材を使う建築会社や建材メーカーはあるものの、国産材のみの建築は 全国でも例がないという。