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ID :  15131
公開日 :  2010年 2月25日
タイトル
[「三木家住宅」7月公開 県内最古姫路の「大庄屋」屋敷
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20100224-OYT8T01348.htm
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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姫路市は、江戸時代に庄屋(しょうや)を束ねた「大庄屋」の屋敷として県内最古とされる同市林田町の「三木家住宅」(県重要文化財)を7月から公開する方針を固めた。市は同住宅を同市安富町の「千年家(せ んねんや)」(国重要文化財)、同市夢前町の「佐野邸」(市重要文化財)と併せて「古民家巡り」として新たに売り出す。担当者は「古民家を核にしたまち歩きは人気が高く、観光客にアピールできる」としている。
 三木家は、羽柴秀吉の播州征伐(1580年)で英賀城が落ち、離散した一族とされ、江戸時代の大庄屋の地位にあったという。古文書や絵図から、三代目・定久(1603~75)の17世紀中頃に、現在地に移築されたとさ れる。
 市は1994年に所有者から約2億円で買い取り、98年から10億円を投入し、主屋など6棟の復元工事を済ませた。現在、約4000平方メートルの敷地に、豪壮な入り母屋造りの主屋、長屋門など6棟が建つ。
 昨年11月の三木家の特別公開では、2日間で約1000人が訪れた。
 今議会に同住宅の管理条例案が提案されており、観覧料は一般300円、高校・大学生200円、小中学生100円になる見込み。
 一方、室町時代末期のものとされる千年家は、入り母屋造りの茅葺(かやぶ)き民家、佐野邸は江戸中期の主屋と敷地内の大イチョウが特徴。いずれも無料で、年間約1000人が訪れる。
 市文化財課は「歴史、規模とも見る価値が高く、多くの人に市の文化遺産を見てほしい」としている。