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ID :  14986
公開日 :  2010年 2月13日
タイトル
[エコハウスが来月完成 伝統生かし新エネルギーも 
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/0002710855.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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気候風土にあった環境共生型住宅(エコハウス)の建設が、豊岡市城崎町戸島で進んでいる。但馬の古い家屋にあった大きな吹き抜け空間を備え、太陽光発電パネルとペレットストーブを設置。伝統を生かし ながら新エネルギーも導入した住宅を提案する。
 豊岡市が、地域に合った環境にやさしい住宅のモデル整備や普及活動を行う環境省の事業に応募。全国58地域のなかから対象の20地域の一つに選ばれた。3月中の完成を目指し、「ハチゴロウの戸島湿地」の一角に 、木造2階建て(延べ床面積約150平方メートル)のモデル住宅を建設している。事業費は7500万円(事務費など含む)。
 但馬の気候は多湿、多雨、多雪、大きな寒暖の差が特徴。吹き抜けの大きな空間は暑気や湿気を外部に出すためという。また、夏は日ざしを遮る一方、冬の日ざしを取り入れるために縁側も設ける。内装の壁には、吸 放湿作用のある土壁を採用した。木材は県産木材を全面的に使用。紙、石、土、コリヤナギなど、廃棄時、土に戻りやすい自然素材も用いた。
 設計は「いるか設計集団」(神戸市)が担当。豊岡市は「地球温暖化防止の意識啓発を図る場にしたい」としている。