ID :
14963
公開日 :
2010年 2月10日
タイトル
[アメリカのイメージ ヤシの木で強調 米軍横田基地沿い国道16号できょうから植樹
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20100210/CK2010021002000107.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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米軍横田基地の西端を南北に通る福生市の国道16号沿いにある商店街にヤシの木が植樹されることになった。作業は十日に始まり、月末までに三十五本を植える。この商店街には基地から流出する中古
家具・雑貨を扱う店や米兵向けの土産物を扱う店、ハンバーガーのおいしい店などが多く並び、独特の雰囲気が漂う。関係者は「ヤシの植樹でさらにアメリカのイメージを強めたい」と期待を寄せている。 (西川正志)
植樹されるのは寒さにも強い種類のヤシ。基地西側の松林通り入り口から五丁橋通り入り口までの約二キロの間に、五十メートル前後の間隔で植える。植樹時は高さ三メートルほどだが、一年で約三十センチ成長し、十
年後には六メートルほどに達する見込みだ。
費用の約八百三十万円は、国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用する。
植樹は、福生市が一九九〇年から進める「花いっぱい運動」の一環。もともとは国道沿いに花のプランター約百個を並べる計画だったが、地元の横田商栄会と福生武蔵野商店街振興組合でつくる横田基地前商店街連
絡協議会(約百店)がヤシの植樹を要望した。今後のヤシ周辺の清掃管理は同協議会が行う。
同協議会の大久保昌弘会長(48)は「基地あっての商店街で、基地に支えられている」と話す。商店街は基地の軍人にオーダーメードの洋服や靴を販売したのがきっかけで発展したという。
今ではアメリカのムードを楽しむ買い物客が近県からも訪れるようになっている。
大久保さんは「今後、ヤシの木を八十本くらいに増やしたい。歩道を歩く人が米国にいると錯覚できるような街にしたい」と話している。