ID :
14940
公開日 :
2010年 2月 9日
タイトル
[名古屋木材がリサイクル事業 端材使って商品開発
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100208c3d0802v08.html
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元urltop:
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写真:
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名古屋木材は木材住宅の建設過程で発生する端材のリサイクル事業に進出する。丸太や角材をカットする際に出る破片について、眼鏡フレームや靴ベラなど新たな用途を開発して販売する考え。端材は現
在、木工ボードの製造業者などに無料で引き渡しているケースが多いという。消費財としての用途を開発することで、3年後に年間3億円の売上高を目指す。
リサイクル事業は、名古屋木材が独自に開発した圧縮技術を活用する。プレス加工により木材の体積を2分の1から4分の1に圧縮。圧縮する過程でプレス装置内部の温度や湿度を変更することで、木材の表面につや
を持たせたり、ゴム板のように曲げられる柔軟性を付けたりする。
眼鏡フレームや靴ベラのほか、はんこ、社章、ドラムスティックなどの用途を想定している。サンプルをメーカーなどに出荷し、1~2年後の商品化を目指す。丹羽耕太郎社長は「国産の木材を大切にしたい消費者の需
要を喚起したい」と話している。