ID :
14812
公開日 :
2010年 1月27日
タイトル
[針葉樹チップ1―6月期、小幅下げで決着
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/20100127ddj2700r27.html
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元urltop:
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写真:
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製紙原料となる針葉樹チップの価格が小幅下げで決着した。主要品種である北米産ダグラスファーの1~6月期の価格は、前期比0.5ドル安の1BDU(1.09トン)当たり133ドルとなった。現地側は供給減など
を理由に値上げを主張したが、日本側は需要不振を背景に値下げを要請。最終的に小幅下げで折り合った。
針葉樹チップは主に樹脂やセメントを入れる包装材の原料などとして、紙の強度を高めるために使われる。米国では住宅着工件数の減少で、廃材チップの発生が減少しており、チップの原料を製材廃材から一部丸太
に切り替えるなど生産コストが上昇している。そのため供給側は価格交渉で値上げを主張した。一方、日本側は景気低迷による紙の需要減で、チップ需要が大幅に減少しており、値下げを求めていた。