ID :
14804
公開日 :
2010年 1月27日
タイトル
[県産材住宅補助を拡充
.
新聞名
下野新聞
.
元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20100127/274323
.
元urltop:
.
写真:
.
県産木材の利用拡大と県内経済活性化のため、県は2010年度予算案で、県産材を用いた木造住宅新築に対する補助を拡充する方針を固めた。昨年11月に始まり好評な「とちぎ材エコ住宅緊急支援事業」
を継続させ、対象戸数200戸、予算額約6千万円に倍増させる考え。
同事業は、新築住宅の構造材の60%以上に県産材を使い、施工業者の本社が県内にあることなどを条件に、個人1戸当たり30万円を上限に補助する。県林業振興課によると、受け付け開始から今月22日までに、10
0件の枠に73件の申請があった。
住宅産業は裾野が広く経済活動への波及効果が高いとされる。特に伝統工法である木造軸組工法住宅の建築には、地域のさまざまな業者がかかわり、地域に与える影響は小さくないという。
新設住宅着工戸数は、不況で全国的に前年割れする傾向にあり、昨年(11月まで)の本県も前年同期比77・7%に落ち込んでいる。
同課によると、国外産木材が新興国の需要拡大や輸出制限などで国内に安定的に入らず、大手メーカーの中には国産材にシフトする動きもあるという。県はこうした機会をとらえ、住宅建築を後押しする。