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ID :  1964
公開日 :  2006年 11月 1日
タイトル
[木のぬくもり随所に 足寄町役場新庁舎完成 12日に式典、見学会
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061101&j=0042&k=200611013091
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写真:
 
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昨年八月に着工した町役場の新庁舎が三十一日、完成した。足寄産のカラマツ材を多用し、暖房には木質ペレットのボイラーを使うなど地産地消に努め、地場産材による木造役場庁舎では国内最大規模と なっている。十二日に落成式と町民見学会が行われ、二十七日から業務を開始する。  役場新庁舎は、現庁舎の近くの一万二千百四十四平方メートルの敷地に総工費十三億二千八百四十六万円をかけ完成した。木造一部鉄筋コンクリート造り二階建て三千五百八平方メートル。現庁舎の約一・五倍の広さ で、内部は町有林のカラマツ約三千五百立方メートルを加工した集成材を柱や梁(はり)に使い、木のぬくもりを演出した。また正面側は、ほぼ全面をガラス張りにし、採光に工夫を凝らした。  正面玄関を入ってすぐのセンターホールは吹き抜けの広々とした空間で、「NPO法人障がい児・者地域サポートふれあい」(坂口省吾理事長)が喫茶コーナー「きらり」を運営する。十四席を用意し、障害者やボランティ アが数人常駐してコーヒーやソフトドリンク類を出す。二十七日の新庁舎業務開始に合わせ開店、営業時間は午前十時から午後三時までを予定している。  新庁舎には、現在町民センター内に一部分かれている保健福祉関係の部署も入り、一カ所に集まる。新庁舎の裏には鉄骨造り六百九十三平方メートルの車庫・エネルギー棟がすでに完成しており、町内産の木質ペレッ トを使うボイラー二基を備える。  現庁舎は一九五八年建築で七三年に増築。元郵便局舎だった第二庁舎、民間の建物を借りた第三庁舎に分かれており、新庁舎に移転後、第三庁舎を除き年度内に取り壊される。  落成式典は十二日午前十時半から消防総合庁舎で開かれ、午後一時から町民見学会が開かれる。舗装などの外構工事は二十日までに完了。引っ越しは二十三日から二十六日にかけ町職員総出で行い、二十七日の業 務開始に間に合わせる。(