ID ：
1584
公開日 ：
2006年 9月 4日
タイトル
［古代舟 乗り心地上々 ４年がかりで丸木舟再現
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新聞名
日本海新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/news/060904/20060904005.html
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元urltop:
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写真:
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一本の木をくり抜いた古代の舟「打吹さくら」の進水式が三日、湯梨浜町藤津の東郷湖羽合臨海公園で行われ、四年がかりで完成した丸木舟をお披露目した。
舟は全長五メートル、幅八十センチの労作で、大人三人で漕ぐことができる。倉吉市福山の仏師、小谷和上さん(54)が二〇〇二年七月に手斧（ちょうな）を入れて以来、仕事の合間に杉の丸太をコツコツと彫り込んでい
った。
小谷さんは、美保関神社で朽ちた丸木舟を見たとき、自分の手でも挑戦を思い立ったという。製作の途中では、子どもたちも木彫体験でノミをふるった。すべて手彫りで、焼きと塗装を施して仕上げてある。
進水式で完成を祝った後、東郷湖に浮かべるとバランスも申し分なく、さっそうと水面を走った。小谷さんは「大変な手間がかかり、昔の人の苦労がよく分かりました。ひっくり返ることもなく、上出来です」と初漕ぎに感慨
しきり。十月に倉吉市で開かれる伝統建築フェアでも公開する予定にしている。