ID :
14418
公開日 :
2009年 12月16日
タイトル
[紀州材ベストユーザー大賞に東京の匠の会
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新聞名
わかやま新報
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元URL.
http://www.wakayamashimpo.co.jp/news/m/5533.php
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元urltop:
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写真:
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紀州材の需要拡大を目的に今年度に創設した「紀州材ベストユーザー賞」で県は15日、関東地域17社でつくる協同組合匠の会(東京都中央区、尾身嘉一理事長)が大賞に決定したと発表した。特別賞は(株)コア
ー建築工房(大阪府堺市、吉瀬融代表取締役)。表彰式は22日午後2時半から知事室である。
表彰の対象は、県外に拠点があり県内企業と連携した紀州材の利用実績や植樹活動などのユニークな活動を行っている企業・団体。公募し林業関係の有識者らが審査した。受賞者には賞状と木製の盾が贈られる。
匠の会は昭和54年に設立。会員工務店はほとんどが紀州材を使って建築している(年間約200棟)。また、平成19年に「匠の森プロジェクト」を立ち上げ、田辺市で地元小学生らとともに植樹活動も行っている。
(株)コアー建築工房は平成元年の設立で年間約35棟を紀州材で建築。18年からは県内で伐採現場や原木市場、製材工場など製品化までの工程を見学する「森林ツアー」を実施、紀州材の良さを広く発信している。
県林業振興課は「賞創設は紀州材の良さを広く知ってもらうのが狙い。東京や大阪などの大都会では紀州材の使用はまだ少なく、これをきっかけに需要拡大につなげたい」としている。