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木造建築のネツト記事
ID :  13361
公開日 :  2009年 9月18日
タイトル
[天童木工PLY 展示室に長大作の名作家具
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新聞名
エキサイトism
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元URL.
http://www.excite.co.jp/ism/concierge/rid_8901/pid_1.html
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元urltop:
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写真:
 
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東京・世田谷の天童木工PLY店内に併設された展示室では “天童木工PLYコレクション展”と題し、天童木工とともに製作を手がけたデザイナーに焦点を当てた展示を行っている。現在はデザイナーの長大作氏が坂倉準三建築研究所員時代から現在に至るまでに残した、名作の 数々を展示している。
 1960年にイタリアで開催された「第12回ミラノトリエンナーレ」日本セクションを坂倉準三建築研究所が設計。その中で家具のデザイン全般を担当したのが長氏であった。
 低座イスや日本で初めてのコマ入れ成形合板技術を用いた家具が展示・発表され、この展示計画が高い評価を受け、栄えある金賞を受賞している。また、1964年には天童木工東京支店の設計を手掛けるなど、長氏 は天童木工社の歴史にも重要な影響を与えているという。
 長大作氏の、また天童木工の代表作のひとつであり、現在も発売されている低座イス、中座イスのほか、廃番となっている貴重な作品も多く並ぶ。それらは主に長氏が坂倉準三建築研究所在籍時、建築空間のためにデ ザインしたものを天童木工が製作したことから生まれたという。かなり古いもので、実際に座ることはできなくなっているものもあるが、細部までこだわった名品たちを間近で味わう良いチャンスとなりそうだ。 1921年の 生まれで、今年で米寿を迎える長大作氏は現在も現役で活躍中。新しいデザインや技術に対する興味や研究心も尽きないという。製品化にあたり一度完成したデザインも、時の経過、目的やライフスタイル、製作方法 などあらゆる側面から考慮し、リデザインを重ねている。
「私のデザインはいつも発展途上にあって、まったくの完成形というものはありません。特にイスの場合は座り心地のよさを追求し、改良を重ねています」  そう語る彼のものづくりの姿勢に触れられる展示である。
天童木工PLYコレクション展 天童木工とデザイナーの軌跡~坂倉準三建築研究所/長大作 天童木工PLY 併設展示室 東京都世田谷区深沢4-35-7 深沢ビル2F 開催中~9月27日(日) open.11:00~20:00 第2、第4水休、無料 お問い合わせ:天童木工PLY tel.03-5758-7111 天童木工PLY