ID :
13130
公開日 :
2009年 9月 7日
タイトル
[奈良田「どんづき」50年ぶり復活 早川 伝統の建築工法、映像で保存
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新聞名
山梨日日新聞
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元URL.
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/09/07/16.html
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元urltop:
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写真:
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早川町奈良田の住民グループ「白樺会」(深沢守会長)などは6日、奈良田の伝統的な建築工法「どんづき」を半世紀ぶりに復活させた。“陸の孤島”と言われた奈良田地区に伝わる固有の文化を映像として記
録するためで、収録した映像はDVD化する。
どんづきは、木製やぐらの中央に立てかけた丸太(高さ約3メートル)を縄で引っ張り、地面にたたきつける地固めの工法。同会によると、かつては住宅などの基礎を造る際に行っていたが、コンクリートが主流となった
ため、現在では見られなくなったという。
同会は、どんづきをはじめとする奈良田の貴重な文化を保存し、後世に伝えようと、山梨ことばの会に記録を依頼。山梨ことばの会が2年前から方言や民謡、昔話などを調査、録画してきた。録画した内容は編集し、D
VDにまとめる。
この日は、地元住民や同地区出身者ら約40人が参加。お年寄りから聞き取った情報などを基にやぐらを組み立てると、「どんづき唄うた」を歌いながら縄を引いて丸太を地面にたたきつけた。
深沢会長は「思い描いていたどんづきを再現することができてうれしい。陸の孤島と呼ばれた奈良田の独特な文化を伝承していきたい」と話していた。