ID :
13009
公開日 :
2009年 8月28日
タイトル
[北山丸太を「本仕込み」で製造=京都
.
新聞名
時事通信
.
元URL.
http://www.jiji.com/jc/c?g=jfn&k=2009082400839
.
元urltop:
.
写真:
.
京都市北部の北山地区で、高級建築材、北山丸太の伝統的製法「本仕込み」の作業が行われた。職人が根元を切った高さ約10メートルの杉を別の木に立てかけ、鮮やかな手さばきで樹皮をむいていった。
古来から同地区に伝わる本仕込みは、冬場に北山杉の枝を取り払う「枝締め」を行い、夏場に伐採。その場で職人が樹皮をむき、天日で乾燥させる。
現在では、秋から冬に掛けて伐採した杉を工場に運び、機械で樹皮の剥離(はくり)と乾燥を行うのが主流だが、本仕込みの北山丸太は、ひび割れしにくく、時間が経つと独特の光沢を出すという。
手間が掛かるため近年、ほとんど行われなくなったが、京都市北区の磨き丸太製造会社が「本仕込みの技術を衰退させてはいけない」と数年ぶりに行った。