ID :
12983
公開日 :
2009年 8月27日
タイトル
[パナホーム:不正建築、5仕様の認証取り消し--国交省
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090827ddm041040147000c.html
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元urltop:
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写真:
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建築確認などの手続きを簡略化できる製造者としての認証を国土交通相から受けている大手住宅メーカー「パナホーム」(大阪府豊中市)が、認証仕様と異なる屋根のプレハブ住宅28棟(5仕様)を1都3県
で建築していたことが分かり、国交省は26日、5仕様の認証を取り消した。製造者認証の取り消しは初めて。
問題があったのは、05年5月以降に建てられた準耐火構造の一戸建て「エルソラーナ」や共同住宅「エルメゾン」などで、▽東京21棟▽千葉1棟▽神奈川4棟▽愛知2棟。
国交省によると、仕様で定められた瓦の代わりに補助が受けられる太陽電池パネルを使うなどしていた。準耐火構造の性能試験の結果、建築基準法の基準は満たしており、建て替えの必要はないという。
同社の設計担当者が5月、社内マニュアルが認証に基づいた仕様でないことに気づき、同社が先月29日に国交省に報告した。今後、プレハブ住宅が認証通りかサンプル調査を行う。
同社の認証取り消しは2年間。同社は「再発防止に向け、内部体制の確立と従業員への教育の徹底を図る」と謝罪した