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木造建築のネツト記事
ID :  12786
公開日 :  2009年 8月 5日
タイトル
[住宅設備メーカー、リフォーム強化 一軒丸ごと、コンセプト明確化
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新聞名
フジサンケイ
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元URL.
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200908060020a.nwc
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元urltop:
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写真:
 
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パナソニック電工は5日、製品と工事代金をパッケージ化し定額で提供するリフォーム向け商品を10月から導入すると発表した。商品のグレードに合わせて3つの価格帯を用意し、予算に合わせた選択が可 能になる。水回りや内装・外装、家電製品など、家を丸ごとリフォームできる他社にはない強みを生かし、需要を喚起する。  パッケージ価格には、収納設備やドアなどの住宅建材、ルームエアコンなど家電製品のほか、工事費、撤去費などの諸費用が含まれる。価格が不明瞭(めいりょう)といった消費者のリフォームへの不安を払拭(ふっしょく )することで、築20年以上の住宅を中心にして受注を強化する。  テーマは「環境配慮」や「高齢化」「こだわり」などで、第1弾商品として、ミッキーマウスのシルエット付き内装ドアなど、リビングのリフォームをパッケージ化した「孫がまた遊びに来たくなるリフォーム」を用意。その後も コンセプトを明確にした商品を、毎月1テーマのペースで発売していく。  景気悪化の影響で、2009年度の新築住宅着工戸数は100万戸を下回るとみられている。人口も減少傾向をたどると予想され、長期的にも90万戸台で推移するとみられる中、リフォーム事業をどう育成できるかが重 要課題に浮上している。  同社は、リフォーム専門店や工務店などを通じた受注に引き続き力を入れるほか、この秋には首都圏に30人の「リフォームアテンダント」を新たに配置し、大手住宅メーカーがリフォームを受注した際の商品提供を一 手に請け負う戦略を展開。これにより08年度に30%の住設建材売上高に占めるリフォーム比率を、今年度は35%に、さらに3年間で50%に引き上げる。  他の住宅設備メーカーも、リフォームを今後の収益の柱に据えている。TOTOは、リフォームを生活の価値を高める「リモデル」と位置づけて事業を加速。08年度には、リフォーム比率が6割を超えた。加盟工務店「リモ デルクラブ」を通じた販売に注力するほか、今年度は全国に二十数カ所ある工場でリモデルフェアを開催。リモデルの売上高を17年度には08年度比25%増の3000億円に高める。INAXもリフォーム売上高を10年度 に1000億円に高めるのを目標に営業体制を強化している。ショールームで付加価値の高い商品を提案する「コンフォートサービス課」を昨年立ち上げ、今年は拠点数を9から15に拡大した。こうしたリフォーム強化の 動きはさらに強まる見通しだ。