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木造建築のネツト記事
ID :  12674
公開日 :  2009年 7月28日
タイトル
[アイデアときめ細かな職人技・オーダー家具の枝久保商店<地場にカツ>
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新聞名
東武よみうり
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元URL.
http://www.tobuyomiuri.co.jp/newnews/090727jiba.7.html
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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 (有)枝久保商店  世間相場の半額でオーダー家具を販売! 枝久保商店はこうアピールし、オーダー家具卸値センター(越谷市)を中心に「エダクボ家具」は関東近県に枝を広げている。
 そのエダクボは三郷市にオープンしたイケヤ、草加市に進出したニトリと、大型家具店に包囲されたが、「世界に一つ、あなただけの家具を」―と、顧客の、ああしたい、こうもしたい、という希望を形にするオーダーメ ードに活路を見いだし、特価も設定して包囲網に対抗している。
 つい最近の仕事例。千葉・柏市のJさん宅。
 家族4人+猫(メス1歳6か月)に夫人の両親も同居することになり、収納家具が必要となったが、猫のトイレの置き場も心配のタネだった。この解決策として、猫トイレ(消臭プラグ付)も収納にしてJさんの悩みを解消し た。
 エダクボは昨年、隠し金庫内蔵の「タンス預金たんす」を発表し、NHK「おはよう日本」などに取り上げられて話題を呼んだ。裏ワザに加えきめ細かさがエダクボ流。「まともに闘ったんじゃ大型家具店には勝てません」と 同商店・店長の枝久保剛さん(40)。
 「お客様とは5年、10年のお付き合いで終わってしまうのではなく、代がかわってもお付き合いしていきたいですね。『うちの母さんも昔、買ったんですよ』といって来てくださる方もいるんです。だからデタラメなことはで きないですよ。私の孫子の代になっても、そうしたお付き合いができるといいなあと、思っています」  エダクボの営業は土・日曜日。通常はインターネットで情報をキャッチボールしている。ショールームに展示されている家具は、特別注文する際の基本モデルとなる。
 「いま、地元の木工所さん6社と、オーダーメードで盛り上げていこうって、足並みそろえてやってるんです。みなさんは家具職人としての腕はすばらしいんですけど、口下手で、PR下手なんです」。そこでエダクボが販 売戦略の核となり、受注を受けて6社に振り分け、対大型店に負けじとオーダーメード“共闘”を展開している。6社は近々、7社になる。
    (秋保 洋征)  ◇(有)枝久保商店(越谷市七左町・TEL048・965・8438)  1953年、初代・文雄が東京・赤羽でタンス製作販売開始。83年、越谷に流通センター完成。翌年、本社ショールームオープン。90年、地元タンス職人を集めてエダクボ会立ち上げ。06年、ホームページ(http://ord erーkagu.com/=枝久保商店でもOK)を開設しインターネット事業開始。父・弘行(68)を継いで剛と悟(37)の兄弟が二人三脚で経営。