ID :
12543
公開日 :
2009年 7月15日
タイトル
[家具「案内人」養成へ 大学とNPO 介護商品の開発支援 大川市
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/108904
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元urltop:
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写真:
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家具の街として知られる福岡県大川市で、高齢者や障害者の自立を助ける介護家具の機能を詳しく理解し、説明・助言する「家具コンシェルジュ」の養成が始まる。同市のNPO法人「大川未来塾」の企画で、
近く志願者を募集する。
家具の市場開拓のため新商品の開発に力を入れる同市は、産官学が連携して、手すり付きの家具や座った状態から立ち上がりやすいいすなどの研究を進める。コンシェルジュの養成は「優れたものをつくると同時に、
それを生かす人を育てる必要がある」との発想に基づく。地元の国際医療福祉大と連携して、8月に養成講座を開講する。
同大学の斉場三十四教授を講師に、障害者らを取り巻く生活環境や実用的な家具の在り方などを学ぶほか、家具メーカーとの意見交換、製作現場の見学、実証実験の補助など十数回の講座を予定する。
募集人数は20人程度。作業療法士を目指す学生たちが福祉の現場で知識を生かすことや、家具業者が商品セールスに役立てるといった効果が期待されている。