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木造建築のネツト記事
ID :  12254
公開日 :  2009年 6月24日
タイトル
[新月の日は木香る湯 津幡・鉄砲湯 『癒やし』『温まる』と人気
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20090623/CK2009062302000157.html
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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津幡町津幡の銭湯「鉄砲湯」は、腐りにくく、虫がつかないとされる新月伐採の木の効用に着目し、月が姿を消す新月の日に伐採木の木片を湯船に浮かべるユニークなサービスを続け、「ふしぎ銭湯」として注 目されている。(山森保)  鉄砲湯は、重油類を使わず工務店などで出る木くずを燃料に地下水を沸かしている。同銭湯に木くずを提供している同町能瀬の工務店社長で、仲間と新月伐採木による住宅、和船づくりに取り組む岡田良治さん(59) の勧めと木片の提供で、昨年一月にサービスを始めた。
 以来、ほぼ月一回めぐってくる新月の日に、「新月の湯」の看板を掲げ、男女の湯船にはスギやアテなど各十個以上を浮かべている。
 脱衣場には新月や新月伐採法の紹介パネル、玄関には月関連の書籍約四十冊の文庫もある。書籍は利用客の小学六年生=当時=が「関心のある人に」と寄せたものという。新月の日以外にも「今晩は満月です」などと イラスト付き看板で月情報を提供している。
 では、“月の神秘の力”は利用客の心身にどう作用しているのか。
 常連客からは「木の香に癒やされる」「温まる」などの声も聞かれるが、鉄砲湯経営者の横川一郎さん(76)は「効果があるのかないのか、はっきりいってわかりません」。
 ただ、「月に関心を持つようになった」との声は多く、横川さんは「銭湯からの帰り道、夜空を見上げ、ゆったりとした気分を味わっていただいているようです」と話している。