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木造建築のネツト記事
ID :  11953
公開日 :  2009年 6月 4日
タイトル
[県産木材の利用率、30%に引き上げ 新設・改修公共施設で
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20090603/CK2009060302000031.html
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元urltop:
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写真:
 
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県産木材の利用促進に向け、県は2010年度までに新設、改修する公共施設を対象に、使用する木材の県産材利用率を現在の11%から30%に引き上げる数値目標を設定した。県産材利用促進計画「あい ち木づかいプラン」に、本年度初めて盛り込んだ。県林務課は「県民に広く県産材利用の意義を伝えるため、率先して取り組みたい」としている。   同課によると、06~08年度に工事が行われた公共施設で、県産材が利用されたのは全体の11%だった。主に施設の壁や床など内装用に使われるが、ビニール床材や石こうボードといった代替製品に比べ、1平方メ ートルあたり1万円以上割高になることもあるという。
 こうした採算面での不利がある一方、「県産材は、身近な地域の森林整備や山村振興に役立ち、さらに地球温暖化防止や循環型社会を考えてもらうきっかけになる」(同課)として、県は全庁的に利用促進を図る方針だ 。
 同プランでは、数値目標の達成に向けて、本年度に基本設計する県立芸術大(長久手町)や科学技術交流センター(仮称、豊田市など)、航空宇宙産業研究開発施設(豊山町)などの施設での利用を目指す。本年度中 に改修工事を予定している県立学校35校などでも、県産材の利用を進める。
 さらに同プランでは4月から導入された森林環境税を財源に、小中学校に県産材を使った机やいす3500セットを整備する普及啓発活動も紹介している。