ID :
17
公開日 :
2006年 1月11日
タイトル
[省エネモデル住宅を提案 とちの環県民会議
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新聞名
下野新聞
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元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/060111/news_5.html
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元urltop:
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写真:
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自然エネルギーを活用した伝統的古民家の知恵や、大谷石など県産の自然資材を生かした「栃木県省エネモデル住宅」案を、「とちの環(わ)県民会議」(会長・福田富一知事)がまとめた。二月の「省エネモデ
ル住宅フォーラム」などで提案し、新築やリフォームに活用してもらえるよう普及啓発に努める。
同会議は二〇〇三年十一月、県民と民間団体、企業、行政が協力して設立。環境保全に向けた提言などを続けている。
省エネ住宅案をまとめたのは、同会議の省エネライフ部会。環境省の主体間連携モデル事業を受託し、昨年七月から調査研究を続けてきた。
最新式の省エネ住宅、本県の伝統的古民家、一般住宅を代表する三軒を選定。夏季と冬季の二回、室温や湿度、熱流を測定し、省エネのメカニズムとその効果を比べた。
夏季調査の結果と、継続中の冬季調査から注目されたのは、伝統的古民家に見られる屋敷林や土間、大谷石や製材時の副産物である杉皮など自然資材の効用だった。
屋敷林は夏は遮光、冬は防風の役に立ち、地熱を利用する土間は夏涼しく、冬暖かい空間を保った。石は室内外の温度差を少なくし、杉皮は断熱材の役目を果たした。