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木造建築のネツト記事
ID :  12724
公開日 :  2009年 7月31日
タイトル
[温泉にぎわい布袋様に祈願 備後矢野駅ホームに木彫り像
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090731-OYT8T00015.htm
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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住民有志、あすお披露目コンサート ホームにお目見えした「福縁のほていさん」を眺める里さん(JR備後矢野駅で)  県内有数の温泉地、矢野温泉の玄関口、府中市上下町矢多田のJR福塩線備後矢野駅のホームに、七福神の布袋をかたどった木彫りの像がお目見えした。駅を管理する近くの里武三さん(58)ら住民有志が福塩線にち なんで「福縁のほていさん」と名付け、8月1日にホームでお披露目のコンサートを開く。同日は、利用者の減少で閉館した温泉施設が「矢野温泉あやめ」の新名称で10か月ぶりに開業することから、住民らは「金運の神 様ほていさんのご利益で、過疎の山里がにぎわえば」と期待している。
(府中通信部 布江田嘉一)  同駅は、旧国鉄時代の1983年に「無人駅」となり、翌84年に駅の管理を委託された里さんが、駅舎内にうどん店を開店。「福縁うどん」やお守りを販売するなど、<駅長>として地域起こしに尽力してきた。
 布袋像の原木は、里さんが2001年春頃、神石高原町の知人が経営する製材所で偶然見付けたマツ。元々、上下町内に生えていたが、台風で折れ、建築材にも使えず放置されていたのを、里さんが「何かに役立つか もしれない」と持ち帰った。その夜、夢の中に布袋さんが現れ、「彫ってくれ」と“お告げ”があったという。
 早速、能面を彫るのが得意な三次市三良坂町の親類に彫刻を依頼。完成した布袋像は、高さ約1・1メートル、最大奥行き0・5メートルで、原木の風合いを生かした太鼓腹や笑顔で福の神らしさを表現している。像は駅 近くで経営するカラオケ店の玄関に飾っていたが、「多くの人に福を授かってもらおう」とホームで展示することにした。7月上旬、府中市内の旧家から譲り受けたケヤキの社(高さ約2メートル)と共に、国鉄時代に物置だ った駅舎脇のスペースに設置した。
 コンサートは、布袋像の設置と温泉施設の復活を祝って企画。同駅に電車の発着がない午後1~3時に、駅を手伝っている高藤麗子さん(41)と高藤さんの長女の優花(ゆか)ちゃん(5)らが、アニメソングなどを披露す る。
 料金は、飲み物付きで1000円。里さんは「大阪・通天閣のビリケンさんのように、愛されるほていさんになればうれしい」と話している。コンサートの問い合わせは実行委(0847・62・2138)へ。