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木造建築のネツト記事
ID :  11788
公開日 :  2009年 5月21日
タイトル
[自動車税使って森700ヘクタールを整備 納税通知とともに報告中
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090520/stm0905201332007-n1.htm
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写真:
 
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自動車税の一部と寄付金を原資に、埼玉県内の緑を守り育てる県の事業「彩の国みどりの基金事業」の平成20年度の事業成果がまとまった。それによると、県北部を中心に約700ヘクタールの森林を整備す るなどし、当初目標はおおむね達成したという。成果をまとめたリーフレットは、自動車税納税通知書とともに送付されている。
 この事業は20年度の県の新規重点施策のひとつ。20~23年度の4年間で、3000ヘクタールの森林の整備をするほか、屋上緑化などを進め、100カ所以上で新たな緑地をつくることなどを目標にしている。
 県がこの事業を始めた背景には、県内緑地の大幅な減少がある。県によると、県内では人口増に伴う住宅開発などにより、過去30年間に東松山市の面積に匹敵する約6500ヘクタールの森林が失われてきたという。
 基金の原資となる20年度の自動車税課税額は、約934億円。このうち県は1台当たり約500円に相当する約14億円を基金に積み立て、事業を進めてきた。
 20年度の成果をみると、森林の保全整備では、植栽や放置された森林の整備などで、秩父市、羽生市、菖蒲町など29市町村に目標の約23%に当たる700ヘクタールを“再生”。緑地創出では、鳩ケ谷市役所、県立 浦和高で屋上緑化を行うなどして43カ所で成果をあげた。
 県は「4年計画の初年度として、全体のおおむね4分の1を達成しており、進行は順調」としている。
 上田清司知事は「納税通知書にこの報告を入れるのを楽しみにしていた」と述べたうえで、「これからも“みどりの再生”への力強い支援と、原資となる自動車税の納付についてもご理解を」と呼びかけている。