ID :
11757
公開日 :
2009年 5月19日
タイトル
[ゼネコン大手5社、10年3月期見通し-収益悪化に歯止め
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新聞名
日刊工業新聞
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元URL.
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720090518cdae.html
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元urltop:
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写真:
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ゼネコン大手5社の2010年3月期連結業績(竹中工務店は09年12月期)は全社が減収となるものの、与信管理の徹底や選別受注などが奏功して収益性の悪化に歯止めがかかる見通しだ。今期は工事進行
基準の全面適用により、見かけ上の増収効果がなくなることも背景にある。竹中を除く上場4社の2010年3月期は鹿島と清水建設が経常増益、大成建設は黒字化、大林組は減益を予想している。
未上場の竹中の09年12月期は経常減益だが、有価証券評価損などの特別損失がなくなることから当期増益になる見通し。単体の建設受注高は大林だけが建築分野を中心に強気の増加予想を立てている。
建設事業の収益力を示す完成工事総利益率は、各社とも上昇を見込む。激しい価格競争を繰り広げて過去に受注した公共事業の不採算工事がほぼ一巡し、一昨年来の鉄筋・鉄骨をはじめとする資材高も一段落したた
めだ。