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木造建築のネツト記事
ID :  11014
公開日 :  2009年 3月23日
タイトル
[文化審答申:胡桃館遺跡出土品、国の重要文化財に
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/akita/news/20090324ddlk05040015000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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文化庁の文化審議会(西原鈴子会長)による文部科学相への文化財の指定、登録答申で、県内からは北秋田市の胡桃館(くるみだて)遺跡出土品が国重要文化財(考古資料)に、大仙市の奥田酒造店店舗兼主 屋と横手市の小西家住宅の3棟が登録有形文化財(建造物)に選ばれた。正式決定すれば県内の国指定文化財は102件、登録有形文化財は142件となる。
 県教委文化財保護室によると、胡桃館遺跡出土品は平安時代に公的施設として使われていたとみられる建物の壁や板など。915年(推定)の十和田火山の噴火で泥流がこれらの建物をのみ込み、建物の一部が組まれ たままという極めて珍しい状態で発見された。平安時代の建物の構造を知ると同時に、当時のこの地の発展度合いを見直す尺度にもなったという。
 奥田酒造店は建築家の白井晟一が設計し1957年に完成した事務所兼住宅で、緩やかな切り妻屋根が美しい近代和風建築。また小西家住宅の主屋、文庫蔵、座敷蔵計3棟は明治中期から昭和15(1940)年ごろまでに 造られ、特に宮大工の佐野貞輔が棟梁(とうりょう)を務めた主屋は座敷を囲むように南北に縁側を配し、空間をぜいたくに生かした造りが特長という。