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木造建築のネツト記事
ID :  10866
公開日 :  2009年 3月13日
タイトル
[外部支援で町有林保護 南木曽町が「森林の里親協定」結ぶ
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20090314/CK2009031402000013.html
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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南木曽町は2009年度、企業や友好自治体住民の支援による町有林整備を推進する。13日には地元企業と取引のある九州の木造住宅メーカーと「森林(もり)の里親協定」を結び、今後5年間の資金的な支 援を取り付けた。また今秋にも、交流のある愛知県長久手町の住民向けに「町民の森」を町有林内に設け、山づくりに一役買ってもらう。
 「里親協定」は県内の森林保全に協力を得るため、県が企業と市町村との仲介をしている事業。今回は、南木曽町など木曽産のヒノキを使った住宅を主力商品とする長崎市の総合建設会社谷川建設が協力を申し出た 。同社はこれまでにも、各地の山づくりへの貢献活動を続けている。
 協定では、森林整備の資金として同社が町に年20万円、計100万円を提供。町は同社の山づくり活動をPRする看板を町内に設置する。
 町役場で調印式があり、太田寛・県木曽地方事務所長の立ち会いで、谷川喜一社長と宮川正光町長が協定書を交わした。同社側からは7000本のヒノキ苗の目録も贈られた。
 一方、南木曽町は町内に「長久手町民の森」(仮称)の準備を進めている。同町とは06年10月に交流自治体宣言して木曽川上下流交流を続けており、この取り組みの一環。最大1ヘクタールほどの町有林を長久手町民 の体験活動の場として提供し、手入れをしてもらう。複数の候補地を選定して5月にも、長久手町側の関係者を視察に招く。
 町は、公園のような場所ではなく自然のままの山林を貸し、森の手入れのノウハウを持つ人を含めて先方の住民を招待、手入れ作業を体験してもらう考え。宮川町長は「人口の多い都市部から南木曽に林業後継者とし て移住してくる人が現れてくれれば」との期待も抱く。